ブランク-生い立ち

・試験管ベイビーとして育ち生まれた、両親をもたないヒューマン。幼少期からずっと研究室で過ごし、周りの大人たちが様々な研究・実験を行っている様子を興味津々に観察してきた。その研究・実験には非人道的なものも含まれており、それを小さい頃から当然のように見せられていたため、命をもてあそぶことに何の抵抗もないまま育っていく。

 

・また、自身も度々被験体にされており、その影響で身体の成長に歪みが生じてしまう。それが年齢に見合わない姿の理由である。また、影響範囲は記憶にも及んでおり、自身が被験体になったときの記憶は殆どなく、そのほかの記憶に関しても消えていたり曖昧だったりする。残っているのは歪んだ好奇心と研究への関心のみとなった。

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【現在の裏の顔】
・表向きは研究員兼アークスとして過ごしているが、その実態は未だ様々な非人道的な研究を繰り返す組織の研究員。ライアと同じ組織で、ヴォイドが存在した頃から研究に加担していた。ブランクの歪んだ好奇心は主にそこで発揮されており、なんのてらいもなく麻酔なしで生体の解剖を行ったり、開発段階でリスクのある薬剤を何の説明もなしに投与するなど、研究のためなら手段を択ばず敢行している。
・時折、普段でもその好奇心が口をついて出てしまう(「性格」に記載してある台詞を参照)ことはあるが、表立って実行することはない……というよりは、必死に我慢している。稀に我慢できずに研究室へ連れ去ってしまうことがあるが、そうなってしまったら組織のことを外に漏らさせないために、験体として使ったら原則始末するか記憶を抹消する。あるいは、永続的に験体として監禁する。